TW RMT 週足ベースで見れば、13週移動平均線を割り込んだが、26週移動平均線は維持している市場全体の地合い悪化の影響も受けているだろう 経常利益段階の要因別分析によると、減益要因としては、為替変動が79億円、燃料油価格変動が220億円、市況変動が584億円、営業規模(自動車船の積高減少)が17億円、関係会社の収支悪化?海外子会社外貨建て借入為替評価損が87億円、その他が3億円、増益要因TW RMT相場としては、コスト削減が26億円だった市場全体の地TW RMT買取合い好転も必要になるが、26週移動平均線がサポートラインの形になれば、反発して上値を試す余地があるだろう セグメント別の経常利益(連結調整前)については、コンテナ船事業が30億円の赤字、不定期専用船事業が120億円、その他TW RMT比較事業が70億円としているドライバルク船の市況は、11年夏以降に中国の鉄鉱石輸入などで上昇する場面もあったが、12年初めにはブラジル洪水による鉄鉱石出荷減少などで再び急落したドライバルク船市況については、新造船竣工圧力などで需給ギャップ解消に時間を要するが、堅調な荷動きを背景として市況回復を予想している コンテナ船事業については、足元では運賃が上昇傾向であり、今後の運賃修復度合いがポイントになるが、減速航行による燃料費削減や、航路の再編?合理化などを進めるとしている■株価診断 株価の動きを見ると、年初の150円割れ水準から反発し、4月2日には年初来高値となる195円まで上昇する場面もあったが、その後は反落した?4月27日の決算発表後に動意付く場面もあったが、積極的な買いは続かず、足元では概ね160円~170円近辺でモミ合う展開となっている 足元の株価水準を指標面で見ると、13年3月期会社見通しベースの予想PERは10倍~15倍近辺、予想配当利回りは未定、12年3月期BPS(1株純資産317円59銭)ベースの実績PBRは0.5倍近辺の水準である期中平均為替レートは1米ドル=79円06銭(前期は1米ドル=86円04銭)だった油送船市況については、本格回復に時間を要するが、自然災害の影響一巡などで自動車輸送台数の増加が期待できるとしている 不定期専用船(ドライバルク船、油送船、LNG船、自動車船)、定期船(コンテナ船)ともに運賃が低迷した需給面では信用倍率(4月27日時点)が3倍近辺である川崎汽船 の12年3月期連結業績は、売上高が前期比1%減の9723億円、営業利益が405億円の赤字(前期は586億円の黒字)、経常利益が489億円の赤字(同473億円の黒字)、純利益が413億円の赤字(同306億円の黒字)、1株当たり年間配当金は無配だったなお連結子会社の決算期変更が売上高で560億円、経常利益で40億円の押し上げ要因となる模様だまた業績予想の前提として、為替レートは1米ドル=80円、1円の変動による経常利益への影響は年間13億円としている米国を中心とする世界的な景気回復遅れ、東日本大震災やタイ洪水など自然災害の影響などで荷動きが低迷したうえに、新造船大量竣工に伴って過剰感が強まった実績PBRは0.5倍近辺の水準であり、13年3月期の収益改善見通しも評価すれば下値は限定的だろう 経常利益段階の要因別分析によると、増益要因として、市況変動が185億円、自然災害影響の回復が100億円、コスト削減が280億円、新規事業稼働が20億円、その他(為替差損の一巡、連結子会社決算期統一影響の一巡)が95億円、減益要因として、燃料油価格変動が70億円としている為替の急激な円高進行もマイナス要因となり、原油高に伴う燃料価格の上昇がコストアップ要因となった 13年3月期連結業績の会社見通しについては、売上高が前期比15%増の1兆1200億円、営業利益が160億円(前期は405億円の赤字)、経常利益が120億円(同489億円の赤字)、純利益が110億円(同413億円の赤字)、EPS(1株純利益)が14円40銭とし、1株当たり予想配当金については未定としている不定期専用船事業については、上期が10億円の赤字、下期が130億円の黒字の見通しである セグメント別経常利益(連結調整前)は、コンテナ船事業が418億円の赤字(前期は290億円の黒字)、不定期専用船事業が86億円の赤字(同170億円の黒字)、その他事業が前期比17億円増加の66億円だったTW RMT最安値
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